庶民の伝統芸能を伝える

手づくり寄席

徳丸 三凱亭

 

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「立川吉幸・談奈二人会」最終回ごあいさつ

守口 滋章

守口さん

 二人の師匠であった快楽亭ブラックが立川流から除名されて、弟子たちがそれぞれ今の師匠に引き取られたのが、ちょうど十年前の今頃でありました。それ以前にJR立川駅の近くの飲み屋でやっていた落語会で手伝いをしてくれていた「ブラ談次」に久々に連絡して近況を尋ねたところ、念願だった「左談次」の元で頑張っているとの事でした。おりしも当三凱亭がこの年の四月にオープンして、「よい会場だなぁ」と思っていたので、「来年あたりからそこで落語会をやろうかと思っているが、やってみるかい」と聞いたところ「是非やりたい」と。私としては、彼が六本木のストライプハウスでやっていたようなもの(毎回ゲストを迎えての)を考えていたのですが、本人が言うには「できれば吉幸兄さんとの二人会がやりたい」との事でした。吉幸とはそれ以前にも何度か会って噺も聞いていましたので、「それじゃあそれで行こう」ということになって、翌年の二月に「第一回 吉幸&フラ談次二人会」が始まりました。以来十年、今年になって二人の立場(?)が変化してきました。吉幸は師匠談幸の落語芸術協会移籍に伴い芸協で前座として楽屋修業に励んでおりますし、談奈は十月から立川流の真打ちとなり名前も「立川左平次」と改めまして更なる精進をしてくれることになるでしょう(ほんまかいな)。ということで「談奈」という名前もなくなるので、「吉幸&談奈二人会」という会はこれが最後となりますが、この二人会につきましては、改めて何らかのご案内をさせていただけるかと思います。最後になりましたが、長年のご厚情に感謝して、御礼の言葉とさせていただきます。

―「第38回 立川吉幸&談奈二人会」目録より転載―

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